THE KING ザ・キング <더 킹> | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

<ヒューマン・政治>

     監督:ハン・ジェリム

     出演:チョ・インソン、チョン・ウソン

 


冒頭はニマニマしっぱなし。

中盤は、走り過ぎだろう~と。怪訝に思い。

最終的には、なるほどねぇ~と。納得。

 

ニマニマの原因は勿論、インソンさん。。。今日も今日とて間違い無くカッコいいお方ではありますが。まさかの高校生。

青年時代は誰がやるのかなぁと(最近アイドルちゃんが演じる事が多いし)楽しみにしていたら。なんと、ご本人登場だから(笑)。

 

そして中盤。

インソンさんの独白形式で、何代も大統領が変わりゆく政治シーンの中をガンガン走り抜けていっちゃうんだよ。まさに走馬燈のごとく。

けど最後に。その意味が分かる仕組みなの。いわば、壮大な前振りって感じだね。

 

とにかく。

ミーハーベテラン熟女といたしましては。チョ・インソンさん&チョン・ウソンさんという、モデル出身で丁度良い年頃のステキな俳優さんをお二人拝めただけで、8割方満足な訳でございますが。

 

ウソンさんに比べて、インソンさんの小物っぷりとか。

キム・ウィソンさんに比べて、リュ・ジュニョルさんの小物っぷりとか。

その辺の表現が非常に面白かったわ。

 

ダメダメな不良が猛勉強。大学に入って検事を目指す。なんて聞くと、有村架純さんの『ビリギャル』とか思い出しちゃうかも知れないけど。

私は、錦織一清(少年隊)さんの『だからおまえは落ちるんだ、やれ!』を思い出したわ。あの映画、面白いんだよ。

応答せよレベル(1994)のVシネで。マニアック過ぎてみんな知らないと思うけど。せっかくだから、ベテラン熟女ならではの情報も加えておくわ(笑)。

 

政治の裏側は、日本にも通じるところが数多く。政治に疎い人間でさえ、疑問ばかりの世界。まさに現在も大揺れだものね。

一部の権力者達が好き勝手に動かすパワーゲームの中、お互い切ったり切られたり。。。そんな、単なるフィクションでは終わらない、あるあるを存分に楽しめる政界悪悪エンターテイメントでございます。