<コメディー>
監督:ユク・サンヒョ
出演:キム・イングォン、キム・ジョンテ
『英語完全征服』の時に書いたんだけど。言葉で遊んでいる作品と言うのはやっぱり、その語学を深く理解していないと、真の面白さが分からないってとこ、あるんだよね。そこだけ残念。
作品全体としては、わりと面白かったけども。
冒頭、外国人労働者の自己紹介。キム・イングォンさんが出オチ。いきなり吹き出しちゃった。
外国人労働者役の人達が話す言葉が、ちょうど私の韓国語レベルで。勿論、役者さん達はヘタに演じているのでしょうが。こちらは鏡を見ているようで。正直、歯がゆく。恥ずかしい感じもあったわ。
もっと勉強頑張らないとなぁって。
そんな私ですが。
イングォンさんによる韓国語教室のシーン(個人的にはここが一番好き)での理解力っていったら。凄いのよ。
そもそも韓国語を勉強し始めた理由が、字幕ばかり追わず、少しでも韓国映画を直に楽しみたかったからなので。そういう意味では、悪口悪態部門においては、レッスン代を払う以前から既に習得済みって、この作品を観て確認出来た。
超初心者レベルの会話力のくせに、悪い言葉を山のように知っている。。。まさに、(特に、子供にナイショ系)映画を大量に観てきて養われた特殊能力だわね(笑)。
外国人のど自慢大会のシーンがあるんだけど。日本にもあるね。「日本を愛する外国人の~」みたいな。
「日本って凄い!」「日本人大好き!」的な番組も多いし。日本人ってそういうの大好きだもんね。けどその裏で、実際には数々の外国人問題を抱えている。自国民の雇用。外国人差別や労働者問題。
どこの国も同じだなぁ~と、思いましたわ。