<サスペンス・SF>
監督:チョ・ソンホ
出演:ピョン・ヨハン、キム・ミョンミン

これ、最初の30分が面白いんだよ。
「なんとか運命を変えようとしても同じ結果になる」という、タイムループものでは見飽きた設定ですが。
見飽きたって。私は見飽きませんけどね。『バタフライエフェクト』シリーズをはじめ、タイムトリップ&リープものは何度も観ていて。何度観ても面白いもん。大好きなんだもん。
その中でも。
これはスピード感がありまして。思いっきり引き込まれるのよ。まさに、「繰り返される悪夢」。歯と身体に力が入っちゃう感じ。
半ばから中心人物が3人になると。少々ゴチャゴチャ感が出て来るんだけど。ま、そちらはそちらで、サスペンス色が強くなるから。悪くないのかも知れませんけど。好き好きです。
私が何より一番気になったのが、ループ最後のユ・ジェミョンさん。
独特な表情で微笑むんだけど。それ、どう考えても、オチとは違う方向の微笑みとしか思えないんだよな。
なので。後で、「あれ?そっち?」って。混乱しました。
私の心が邪悪なので、別方向の意味に取ってしまったのだと反省しましたが。帰り際、お姉さまも同じ事を言ってたので。私だけじゃなかったわ。
簡単に言えば、分かり難かったって事になっちゃうけど。
私(達)が思ってた意味の方が断然面白かったと思うな。実際、背筋凍ったし。
一旦そっち(→いやぁちょっとそれ、やり過ぎよぉ~って感じのやつ)に持ってってからの、感動(又は衝撃)のラスト!みたいな展開こそ、韓国映画の醍醐味じゃない?
個人的には、そっち系の作品が大好きなのでね。どうしても期待しちゃう悪いクセかな。って、「それ」とか「そっち」とかばかりですいませんね。取り敢えず詳細が言えない苦しさですわ。
観たら分かるから。
ピョンちゃんがいいし。
特に、ミョンミンさんみたいに表情があまり動かないタイプの俳優さんと一緒だけど、ピョンちゃんの豊かな感情表現が際立ちますので。
それだけでも満足出来ますわよ。
はい。そんな感じです。