<ホラー>
監督:パク・チェシク
出演:チョン・ユソク、コ・ウナ
またまたホラーです。
こちらは、少し入り組んだ内容で。
観終わった後、「お~、そうだったのかぁ」と言うより、「ん?そうなの?ん?」みたいになります。
一番最近映画館で観た、『探偵なふたり 』もちょっとそうなんだけど。
ヒネった演出は勿論、面白いっちゃ面白い訳ですが。。。コメディーとホラーには、さほど必要ないのではないかと。私は思うんだな。
複雑な構成であっても、そこは出来る限り分かり易くしてもらった方が、安心して笑ったり怖がったり出来るからさ。
そうじゃないと途中で「ん?」が入って。頭の中で整理しているうちに笑いそこねたり。怖がりそこねたり。
ヒューマン系やサスペンス系なら敢えて何度か観て、色々理解した上で改めて感動する事も出来るし。
伏線を回収していく楽しみもあるんだわ。
でも。
コメディーやホラーって、何度も観たりしないもんなぁ。。。個人的な好みの問題だけど。
で。
「ひきこもり」って。そのままでも使えるようで。平和な日本が生んだ概念なのかもね。
だって。
ひきこもり。なんて。平和の象徴だもの。
内戦しているような国では無論。先進国であっても、明日どうやって食べていこうかなんて言う困窮した家庭において、ひきこもりもクソもない。
積極的に生きないと。食い扶持を稼がないと。簡単に死んじゃって。それで終わりだもん。
何日でも、誰にも会わず平気で家にこもっていられる私は、まさに「ひきこもり体質」なので。全く人事じゃぁない訳でございますが。
親を恨んだり、誰かを憎んだりもしますしね~。
ま。でも。
ひきこもろうが何しようが、「生きてるだけマシ」かなと。基本的には。
生産的ではないけれど。そこに「未来」はあるからね。
家族を惨殺し始めるのは。。。論外ですけども(笑)。
いつか、そっと、その扉を開け。
外でも案外、思っていたより楽に呼吸が出来る事に気付き。
自然に時が経ち。
ひきこもっていた自分の話を、誰かと語り合っている。
そして。
自分がなぜ、ひきもっていたくせに飢え死にしなかったのか。。。そんな、見えるべき事が見えてくる。
それでいいんじゃないかと。思いますよ。