<ミステリー・大人>
監督:ユン・テヨン
出演:チ・スウォン、ク・ピル
知らない制作&俳優陣がやっている安っぽい三流映画。
面白い訳がないと思いながらも、本当にたまに私好みのやつが出てくるので。観るのをやめられない。
これと同じ制作で、『イエローヘアー 』。あれ、好きなのよ。
退廃的な描写。絶対的なダメ人間感。たまらない。
そんな風に出会いもあるので。
まぁ。大体の場合は予想通りつまらなく。残念な結果だけど。
それにしても。三流映画ってパッケージが。どうなの?
この作品は多少、芸術的な(どっかで見た系なれど)感じのパッケージだけれど。このての作品に実に多いのが、ムダにパッケージがエロいやつ。内容は大した事がないくせに。
制作した方はそんな気がなくても、売る方はそっち方面を押し出した方が手っ取り早い、ってのがありそうだけど。
実際は、スターが出ている作品でもっとエッチな作品がいっぱいあるもんね。
勿論そちらは、作品自体がちゃんと出来上がっている中で、スパイスとしてのエロですから。三流映画のムダなエロとは全く意味が違いますけど。
『完璧なパートナー 』みたいに、普通のラブコメっぽいポスターで内容はとんでもない、というのもあるね。
濃過ぎるエッチシーンに驚いて、映画館で途中退場しちゃった人達もいたとか。
これもそう。
アダルトチックな内容ですよ、っていうパッケージ。
大体、題名が『愛人』だもんね。「そういうやつです」って言ってる訳で。
ジェーン・マーチさんの『愛人 ラマン』からの流れだよね。こういうのって。
あの頃はまだ純情だった私。背徳感にドキドキしながら観たのを覚えているわ。←遠い目。
で。内容ですが。
とてもヒネっていて。頑張っている。分かり難いくらいヒネっている。
不思議世界を演出しようとしている感じなんだけどね。やっぱり中途半端で。何が言いたいんだか。
ジェイク・ジレンホールさんの『複製された男』。全く違うアプローチだけど。深層が一緒じゃない?
多分上手くいけば、あんな感じの余韻が残るはずだった。。。の、かも。
難しいよね。映画って。