<クライム・バイオレンス>
監督：チャン・チョルス
出演：ソ・ヨンヒ、チ・ソンウォン
上映会がございまして。行って参りました。
いやぁ、まさにやり過ぎ韓国映画ですね。
でもさ。
『皇帝のために 』の惨殺シーンはカッコ良くってお気に入りだったのに、こっちの惨殺シーンは痛いだけって。どうしてだろうね。
多分、こっちには『怨』や『恨』があるからかな。
眉間に力が入っちゃって、前頭葉が痛くなったぜ。ほんと、スゴイ。
ソ･ヨンヒさんの演技に迫力があるから、ってのもあるね。
上映会の後のトークでも言ってました。「この映画をやっても何の特にもならんだろうに、スゴイよね」って。
またに女優魂。
お婆さん役の皆様、さすがでした。間違いない。
色んな実話を元にしているって事で。『野良犬たち 』と同じような感じね。閉鎖空間における異常性みたいな。
あっちはお爺さんバージョンですけど。
この作品の主題の一つに、「傍観者も同様に悪」というのがあるみたいで。私も常にそう思ってます。
傍観者本人は、「自分は何もしていない」と「善」を装う訳ですが。とんでもないですね。ある意味完全に同罪ですから。
そんな。心が痛くなるようなストーリーでありまして。映像も凄まじいものがございまして。凡そ万人向けではございませんわ。