鎌倉散策 梅雨の晴れ間の大巧寺の花 | 鎌倉歳時記

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定年後、大好きな鎌倉での生活に憧れ、移住計画や、その後の鎌倉での生活の日々を語ろうと思います。家族を大阪に置き、一人生活を鎌倉の歳時記を通し、趣味の歴史や寺社仏閣等を綴っていきす。

 

                                             君子蘭 アガパンサス

 大巧寺は「おんめさま」(おうめさま)と言われ安産祈願の有名な寺院である。御産女様(おぶめさま)が起源のようだ。天分元年(1532)、第五世の日棟(日当が)、難産で亡くなった秋山勘解由(かげゆ)の妻の霊魂を鎮めるために、女霊神として祀ったことによる。以後、女霊神は「おんめさま」と呼ばれるようになり、安産の神様として信仰された。平成三十一年六月二十九日に「鎌倉散策 大巧寺」で詳細を記載している。

 

紫陽花の種?                                   笹百合 ササユリ

大巧寺(だいぎょうじ)  宗派 日蓮宗系単位。 山号寺号 長慶山正覚院大巧寺。開山 日澄(にっちょう)上人。 本尊 産女霊神(うぶすめれいしん)。 寺宝 水晶宝塔(本山妙本寺宝物殿に保管)。

 

千島瓢箪木 チシマヒョウタンボク                       額紫陽花

 全国的にも安産祈願で有名な寺院で若いご夫婦が訪れ、お参りされていく。男性にとっては縁遠いところかもしれない。しかし、この寺院は花の手入れが行き届き、その季節に合った花が咲く。鎌倉駅より若宮大路を渡ったところにあり、一月に一度くらいは訪れ、写真に収めている。花の名前も少しずつではあるが覚えてきた。

 

桔梗 キキョウ                                  半夏生 ハンゲショウ

 この梅雨の晴れ間に咲く大巧寺の花を眺めるのも梅雨の風情である。一輪の花で季節のしつらいをする事で季節を呼び込み、四季の茶花としても楽しむことが出来るのが鎌倉である。花名は咲く花の三分の一は札が置かれており、三分の一は知っている花、残り三分の一は知らない花で、これを調べるのは大変だが、調べ切ると楽しい。花名がもし間違っていた時はお知らせください。

 

夕菅 ユウスゲ                                 姫擬宝珠 ヒメギボシ

大巧寺(だいぎょうじ) 鎌倉市小町1-9-28。☏0467(22)0639。拝観時間九時より十七時。拝観無料。

 

蛍袋 ホタルブクロ                               姫檜扇水仙 ヒメオオギスイセン

 

岩藤 イワフジ                                  未央柳  ビョウヤナギ