鎌倉散策 台峯 谷戸の池 | 鎌倉歳時記

鎌倉歳時記

定年後、大好きな鎌倉での生活に憧れ、移住計画や、その後の鎌倉での生活の日々を語ろうと思います。家族を大阪に置き、一人生活を鎌倉の歳時記を通し、趣味の歴史や寺社仏閣等を綴っていきす。


  

北鎌倉から見た台峯                倉久保の谷戸    

 二月の末、あまりにも良い日差しが窓から入って来るので、毎日のブログを配信し、身支度をして、台峯の谷戸の池に向かった。住居の横の北大路魯山人の星岡窯跡を過ぎ児童会館を左手に谷戸の中に入っていく、すぐ鎌倉市の緑地工事の表記があるが立ち入り禁止になっていないため、そのまま進んだ。以前に台峯で紹介させて頂いた道は北側の尾根で台稲荷の上を通り鎌倉女学園のグランドに出る。今回は鎌倉中央公園との間の倉久保の谷戸、谷戸の池を通り梶原に出るコースである。

   

 まだ春を感じさせない風景の中で樹木の間から風景が透かしたように見える時期である。夏場では樹木の葉が茂り周りの景色も、なかなか見る事が出来ない。この時期は、こんなところに、こんな風になっているのかと思いワクワクしながら歩く。児童センターを過ぎると倉久保の谷戸に入り、鎌倉に残された自然の姿がよみがえる。途中、幼稚園の幼児と先生と出くわし、幼児に話しかけるが何も答えない、当然だろう。一番年の御歳のめされた先生に、「このままいくと谷戸の池から梶原に出る事が出来ますか」と訪ねた。「道沿いに行くと出る事が出来、遭難することは無いですよ」と言われた。確かにそうだろう。幼稚園児十数人と先生三人が歩いているのだからと思い、少し話をして別れた。

 

 

谷戸の池

まだ、この谷戸には春が訪れておらず冬の色合いが残っていた。すぐに谷戸の池にたどり着いた。春には花が咲くオロチ桜を探すが、これだろうと思いながら写真を数枚撮る。六月にはこの池にも蛍が生息するらしい。谷戸の中の小道を先に進んだ。途中分岐点があり階段を登る道と細い道と分かれ、階段を上ると従来の北側の尾根に出るため、そのまま真っすぐ細い道を行くと梶原の道路に出た。

 

 

眺望所                           眺望所から見た円覚寺

 山ノ内排水池の西側で、徐々に景色が変わるのではなく急にアスファルトの道に出るのも北鎌倉の森の特徴かもしれない。帰りは再び何時もの台峯の東の尾根を通り眺望所、グランド、台稲荷を通り山崎小学校のキンラン保存の標識が集まる場所に戻ってきた。台風後に来たときは、まだ傷跡がひどい状態であったが、綺麗に整備されていた。地元の自治会の人達がボランティアで作業されたようである。夏場では、わからないが北鎌倉女学園のグランドとこの場所は富士山の眺望がすばらしい場所である。一度夕方に来てみたいと思った。すると倉久保の谷戸であった幼稚園時に再度会った。幼稚園児は二度目にあったので、先ほどとは違い、なれなれしく話してくる。一人の若い先生が「先ほどもお会いしましたね」と言われ、あまりにも美人だったため一言二言話し、別れた。どのように来たのか聞きたかった。そこから山崎小学校の裏に出て住居に戻り、一時間半ほどの散歩だった。その晩アレルギー性鼻炎がひどく、目のかゆみとクシャミは薬を飲んでも良くならなかった。

 

台峯遊歩道                   台峯遊歩道から見た大船観音