鎌倉散策 大雪(たいせつ) | 鎌倉歳時記

鎌倉歳時記

定年後、大好きな鎌倉での生活に憧れ、移住計画や、その後の鎌倉での生活の日々を語ろうと思います。家族を大阪に置き、一人生活を鎌倉の歳時記を通し、趣味の歴史や寺社仏閣等を綴っていきす。

 

 十二月、師走に入り二十四節気では、いよいよ雪が本格的に降り出し、日増しに寒さが強くなる頃を大雪と言う。また、正月の事始めの、すす払い、門松の松迎などがある。今年、私は亥生まれなので年男だった。年が明ければ本厄のお祓いをしてもらう。鎌倉ではやはり八幡様かなと思う。

 初候は閉塞く冬と成る(そらさむくふゆとなる)で、十二月七日から十一日。天地の陽気がふさがり、真冬が訪れる頃で、重たい灰色の雲に覆われた空は雪曇りと呼ばれる。

 次候は熊穴に蟄る(くまあなにこもる)で十二月十二日から十五日。いよいよ熊も冬眠の為に穴に入り冬ごもりをするころ。

 末候は鱖魚群がる(さけむらがる)で、海で大きく育った鮭が故郷の川に帰って来て、群れなして川を遡る頃。十二月十六日から二十日。

 

 旬の魚貝は鰤、蠣、鮭。旬の野菜は大根、ネギ、ニラである。初めての鎌倉での冬を迎え健康には気を付け、まずは美味しいものを食べる事である。寒さも、日一日ごとに寒くなり、夕食は鍋物が多くなり、身体も温まり、簡単で、野菜も多く取れる。鍋好きの私にとっては大好きな季節だ。鰤しゃぶ(富山の氷見の鰤しゃぶを思い出す)、蠣の味噌鍋、鮭の石狩鍋など楽しめ、熱々の鰤大根も外せない。熱燗を飲みながら一人鍋も良いものだ。