大名の重臣,伊納清左衛門が息子の菊之助に切りかかります。下男の作兵衛が止めに入り,刀を奪おうとしますが,その刀で清左衛門の首が切られ亡くなってしまいます。障子が血吹雪で染まる演出により,首が切られたことを表していました。舞台を汚さず,血吹雪を上げたことを示す手段でした。清左衛門は,家老の汚職の証拠をつかみますが,もみ消されないよう,将軍に訴えたかったのです。そのためには,息子にかたき討ちを成就させ,出世後将軍に訴えさせたかったのです。
菊之助は芝居小屋の世話になりながら仇を探していました。ついに会うことができた作兵衛に真実を告げられます。最後には,偽の首を切り仇討を成就したことにするのです。それには,芝居小屋での台本作家,生首などの小道具を作る職人など,お膳立てがされていました。
舞台のそでには,義太夫の演奏の場所がありました。菊之助が,でっち上げられた仇を殺すのに悩んでいる場面では,義太夫の謡があるのかと期待しましたが,聴くことはできませんでした。










