大名の重臣,伊納清左衛門が息子の菊之助に切りかかります。下男の作兵衛が止めに入り,刀を奪おうとしますが,その刀で清左衛門の首が切られ亡くなってしまいます。障子が血吹雪で染まる演出により,首が切られたことを表していました。舞台を汚さず,血吹雪を上げたことを示す手段でした。清左衛門は,家老の汚職の証拠をつかみますが,もみ消されないよう,将軍に訴えたかったのです。そのためには,息子にかたき討ちを成就させ,出世後将軍に訴えさせたかったのです。

 菊之助は芝居小屋の世話になりながら仇を探していました。ついに会うことができた作兵衛に真実を告げられます。最後には,偽の首を切り仇討を成就したことにするのです。それには,芝居小屋での台本作家,生首などの小道具を作る職人など,お膳立てがされていました。

 舞台のそでには,義太夫の演奏の場所がありました。菊之助が,でっち上げられた仇を殺すのに悩んでいる場面では,義太夫の謡があるのかと期待しましたが,聴くことはできませんでした。

 久しぶりに歌舞伎を観に行きました。一幕見席は前日の正午から発売されます。実は1日前に観に行こうと思っていましたが,正午での予約を忘れ15:00頃Webを開いてみました。すでに満席でした。翌日は正午を待ってすぐに席を取ろうとしました。しかし,正午に席をチェックしたところすでに2/3程が埋まっていました。想像ですが,ツアー会社社員が総出で予約を入れているのではないかと感じました。この演目は2幕からできています。心配したのは片方の幕,特に2幕目だけしか取れない場合です。しかし,最後の数席は2時間くらいは残っていました。不思議なのは両幕の予約状況がアンバランスだということでした。今は外国人の観劇が非常に多くなっています。「内容より,歌舞伎観劇を経験したい,内容は二の次」という人たちが多いのでしょう。

 国立カフェシングスでジャズライブがありました。前回落語会で1か月間違えて観ることができなかった場所です。初めての参加でした。開演10分前くらいに行くと,開場は満員になっていました。狭い店内いっぱいにテーブルと椅子を並べて多くの人が座っていました。こんなに盛大にやっているとは思いませんでした。ピアノは野力奏一さんでした。鈴木良雄さんはベースでした。最初はベースの音がちょっと小さかったのですが,だんだんと調子が出てきてバランスが良くなり,心地よかったです。アコースティック(生)にこだわった演奏とのことでした。ワインを頂きながら楽しめました。

 これまでに1000以上の落語を聴いていますが,この演目は初めてでした。聴いているのは主にテレビの地上波とCSで受信したものです。同じ演目を別の人が演じたり,再放送だったものを含みます。「つづら」はNHKの日本の話芸で放映されました。

質屋の主人が間男している所に,夫が帰ってきます。カミさんは慌ててつづらに隠します。生活費を援助してもらっていることを白状します。夫はつづらの中には質屋の主人が隠れていることを知っていますが開けずに質屋に担いでいきます。七両二分で引き取ってくれと言います。中に主人が入っていることをやっと理解した番頭はその通りで引き取ることになります。七両二分というのは,間男の示談金の相場だったのです。番頭が理解していなかったとき,夫は「重りを付けて堀に流す」と脅していました。オチは「流さないで!」という所です。「堀に投げ込む」でなく「流す」にしたのはこのオチのためだと思います。ちょっと苦しいですが,七両二分の方が面白いのですが,オチにはしにくかったのでしょう。

 この日は特にお目当てなく,シネマシティーの中でSFっぽいものを選んで入ってみました。自分の年代に合わないのではないかと多少不安がありましたが,上映前に席の周りを見渡してみると結構年配の人もいましたので安心しました。しかし始まってみるとそれはアニメでした。実写物でも,最初はアニメのものもあるので,タイトルが出るのを待っていましたが,結局これはアニメでした。アメリカの SF映画だったらよかったと思います。ちなみにこのアニメの口コミを見ると,高評価です。若者の感覚は違うのだと感じました。それでも雰囲気を楽しめました。

 国立駅から南に1 km程の所にジャズ喫茶シングスがあります。3人の年配のジャズ好きの人が共同で運営を始めたそうです。新聞の文化欄でも取り上げられた店です。ここでは,ときどき歌や落語会を催すとのことでした。2月16日に落語会があるとのことで,行ってみました。少し早めでした。時間をつぶす前に私の予約がとれているか確認しようとお店に行ってみました。ドアの前には何も表示がありませんでした。変だと思い覗いてみると,3月16日と,1か月先の予定だということでした。いずれも日曜日だったので間違えてしまいました。残念でした。コーヒーを飲んで帰りました。

 

 こちらがパンフレットです。確かに1か月先でした。ただ,このパンフレットにもミスがあります。「平成3月」とは何でしょうか。テンプレートの必要部分だけ変えてパンフレットを作っているのでしょう。他のパンフレットも同様になっていました。今度行った時教えてあげようと思います。

 

 この日は浅草リトルシアターの応援に行く予定でした。まだ未熟ながら若手の人たちが頑張っています。しかし,行ってみると休館日でした。木曜日が休館日だったのです。そこで,浅草東洋館に行き先を変えました。浅草東洋館は明るく舞台がきれいです。飾りっぽさが全くなく,白いキャンバスに芸人さんが世界を作って行くという感じでしょうか。トリはぴろきでした。緑の服装で緑のウクレレを持って登場しました。聴いたギャグばかりでした。後ろの方では,隣の人にどこがおもしろいのか教えていたようです。ぴろきが指摘していました。ロビーではCDとウクレレを販売していました。だれも買ってなかったのは気の毒でした。出る所で,「ナイツを観たかった」という声が聞こえてきました。何を言っているのかと思ったら,プログラムでのトリはナイツでした。

 「働く細胞」の実写版を観てきました。体の中の細胞を擬人化したもので面白い設定だと思いました。ただ,映画の中では単にいろいろな機能を擬人化した内容かと思っていましたが,意外に設定がしっかりしていました。芦田愛菜や阿部サダヲは実際の人間でその生活と体の内部の動きなどうまくあらわされていました。芦田愛菜演じる日胡が白血病になり治療,回復するところを体の内部での出来事にするところもうまくできていました。そして,涙を誘うような内容となっていました。

 全33回に亘る中国ドラマです。初めて中国ドラマにはまりました。最初は三国志を理解しようと観始めたのですが,弱体化した漢王朝の話に留まっていました。しかし,見応えがあります。先ず最初に障壁となったのは,人物一人に対して複数の名前があることです。ホームページの人物相関図を参考にしながら観ました。例えば曹操の軍師,郭嘉(かくか)にも画面にあるように3種類の名前があります。名前の内のもう一つは字名なのだそうです。“/”で区切られた次のは,官位を付けたものらしいです。祭酒というのは,ここでは軍師のことだそうです。Wikiで見ると他の官位のようですが…。すでに26回まで観終わりました。いよいよクライマックスです。しかし,史実を見ると,曹操の息子が新しい王朝の皇帝となっているようですので,どのような展開になるのでしょうか。

 すごく良い演芸場ですが,アクセスの関係であまり行けません。この日は多摩方面で用事があり,時間が空いたので新宿末廣亭に行くことにしました。昔の演芸場を彷彿とさせる桟敷席まであります。この日は混んでいて,座れる席は数席しかありませんでした。ここでも,噺家さんが話している間は席に入らないよう指示がありました。そうでない演芸場もありますが,この規則は皆適用した方が良いと思います。また,高座の合間に係員が席まで案内する親切さでした。ネット中継を行っていました。有料のサイトがあることを知りました。ここは,NHKの落語ザムービーの収録でも使っているところだと気づきました。いつも行きつけている浅草演芸場とは何か雰囲気が異なっていると感じました。