ビデオリモコンの修理 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 我が家で現在使用中のビデオは4台ありますが,その中で(相対的に)一番新しいリモコンが具合悪くなりました。下向きの移動ボタンが働かなくなり,次いで巻き戻しのボタン,録画リストのボタンが働かなくなりました。ネットでリモコンの修理(という程の作業ではありませんが)の記事を見つけてやってみました。リモコンの開け方が意外と難しいです。ねじがどこにあるのかが重要です。マイナスねじ回しなどを差し込み開く作業を行いますが,ねじを外し忘れて行うと,ケースを割ってしまうこともあります。外すべきねじは2本であることを確認し,小さいマイナスドライバーを差し込み開くことができました。

 やるべきことは清掃のみです。綿棒にエタノールを付けて接点部分とボタンの接点に当たる部分をふき取りました。綿棒は黒くなりました。清掃後,ケースを元に戻しました。そしてリモコンとしてのテストを行いました。すべてのボタンが確実に動作するのを確認できました。リモコンのスイッチとしての動作は,プリント基板に印刷された対の電極間にボタンの先に付けられた導体が触れることにより,電極間の電気抵抗が下がることを検知しているようです。綿棒が黒くなったことから,電極間に少しずつ導体のくずが付きボタン操作を検知できなくなったことによると思われます。

(写っている白いリモコンは,同じビデオ用の簡易リモコンです。購入した時同封されていました。フルリモコンが具合悪くなった時,これを使おうかと思いましたが,ボタン数が少なく,操作が不便だったので,古リモコンを修理することにしました)