ネジロッドに頭を付ける試み | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 M5で10 cm位のボルトを探していましたが,手に入りませんでした。そこで先の記事では,長いものが手に入るネジロッドを用いました。ネジロッドは頭がないので,六角ナットを端に付けることで頭にしました。六角ナットが回ってしまっては意味がないので,六角ナットと四角ナットをダブルナットとして固定していました。2つのナットの間には緩み防止のためスプリングワッシャを入れていました。四角ナットは厚さが六角ナットの半分程度なので,頭の高さを抑えるために使いました。それでも,頭は結構な厚さになっていました。

 ここでは,1つの六角ナットが回らなくなるよう,工夫しました。まず,ネジロッドに六角ナットをセットし,ネジロッドの端と,六角ナットの面が一致する位置にした後,ネジロッドと六角ナットの間にφ3mmの穴を開けました。

 

 開けた穴にφ3 mmのアルミ線を挿し,3 mm程残して切断しました。

 

 飛び出しているアルミ線をたたいてつぶしました。これでアルミ線は抜けなくなり,六角ナットは回らなくなり,ボルト頭として機能するようになりました。

 

 これで長い六角ボルトとして使えるようになりました。これから使ってみて,十分な強度があるか確認したいと思います。ちなみにストッパーとして機能しているアルミが崩れるようなことがあった場合は,釘などの鉄材を使ってやってみる選択肢もあると思います。