ステンレスのネジロッドの切断 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 咥えジグでは,M5×100 mmのネジが必要でした。ホームセンターで探しましたが見つかりませんでした。頭の付いていないステンレス製のネジロッドは長いものがありました。長さが285 mmでした。それを半分に切れば丁度良い長さになります(140 mm程度の厚さまで咥えられます)。カナノコなどで切断すると,切り口が乱れてナットが入らなくなる恐れがあります。そこで,ネジ切断機能の付いた電工ペンチで切ろうと思いました。しかし,手で握っても切れません。手で握る部分を万力で締めましたが,ネジは曲がる程度で切れませんでした(電工ペンチが傷むと思いますが,いくつも持っているので壊れても良いという覚悟でやりました)。やむを得ず,電動ノコに金属用の刃を付けて切断しました。切断された所にはナットは入らないだろうと思っていましたが,問題なく入りました。ステンレスはネジがつぶれないで切断できるようです。

 

 ネジロッドはネジ頭がないので,ネジ締めが難しくなります。そこで,末端にはダブルナットを取り付けました。ダブルナットでは,ナット2個分+スプリングワッシャーの厚みを取ってしまいます。そこで内側には薄い四角形のワッシャーを使いました。手持ちのワッシャーの径がちょっと大きすぎたため,六角ナット側には平ワッシャーが必要でした。これにより,ナット回しでネジを回すことができるようになりました。