木工用集塵機ケースの作製(6)前面,後面フレームに相欠き加工 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 組み立てた前面,後面フレームの両者を角材で橋渡しすることでケースにします。その角材と前面,後面フレームとの接続は相欠き継ぎにて行います。相欠き加工は既に作ったトリマジグを用います。被加工材の上に載せてトリマベースを滑らせます。幅の狭い角材の上にそのジグを載せても不安定です。そのため,あられ組継ぎで直角になっている角材を被加工部にクランプで留め,支えとしました。このあられ組継ぎの角材は実験的に長方形に組んであったものから切り出しました。端が欠けているのは実験によるものですが,この目的にはあまり問題にはなりません。


 被加工材と支えの上にトリマジグを載せ,支えとジグの間をクランプで固定しました。トリマのビットの出を相欠き継ぎの深さになるよう調整し,削りました。先ず最初,トリマベースを左右一方のストッパーに当てて削り,次第に離して行って反対のストッパーに着くまで繰り返します。この幅は,1×2材の広い方の幅になるように作ってあります。


 前面,後面フレーム間は6本の角材で結びます。そのため,12か所に相欠き継ぎ加工を施しました。後は組み立てるだけです。