1×4材のひずみ | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 以前に,「1×4材は1×2材より安い上,2本の1×2材が取れる」という旨の記事を書きました。師匠によると「ひずみが問題になる場合がある」とのことでした。これまでラッキーにも問題は起こりませんでした。しかし,今回それを経験しました。写真下の方の木目がはっきりと見える板とその上のラワン状の表面の板とで丸鋸ガイドになっています。その上にちょっとだけはみ出して見える明るい木地のものが切断したい1×4材です。一度,この丸鋸ガイドで切断したものです。切断線は直線になるはずなのに,曲がったため中央部が余分にはみ出ています。切断することにより内部のひずみが解放されて曲がったものと思われます。そこで,この曲線部分を切り取って曲がりを取ろうとしました。しかし,その作業後の切断線は再び曲がっていました。曲がっている部分を取ることにより再びひずみのバランスが崩れ,そのひずみを開放するように曲がったようです。今回は直線になるよう力を加えて材料をとりました。しかしそれは曲がった材料となることには変わりはありません。使うとき,組み合わせにより直線に補正されるような場所に使うしかありません。