Excelで行列式をつくる | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 連立方程式を解くのに行列を用いるのは便利です。行列式を数値で求めることは,Excelの関数を用いれば一発です。しかし,C言語でその解を使うとき,変数が入ったままの行列式が必要です。これは,Excelの文字処理の機能を使えばできます。例えば,E2*F3*G4+F2*G3*E4+…は=E2&”*”&F3&”*”&G4&”+”&F2&”*”&G3&”*”&F4&”+”…となり,ダブルクォーテーションの数を間違えやすいです。そこで”+”を「たす」,”-“を「ひく」などと置き換えてみました(セルに名前を付けることにより,文字に置き換えられる)。すると上の例は=E2&かけ&F3&かけ&G4&たす&F2&かけ&G3&かけ&F4&たす…となります。こちらの方が式を作りやすいし見やすいと思います。本当は「かけ」は「*」(全角),「たす」は「+」(同)などとしたかったのですが,Excelでは親切にも,これらは文字ではなく半角の演算子と解釈してくれてしまうのです。括弧も同じで,括弧の代わりに”「”,”」”を用いることにしました。