自在錐の刃の先端は斜めになっています。そのため,切り抜かれた円形の木材の最後の部分に切り残しができます。今回,切り抜いた円形の木材の方を使いたかったので,切り残しを外側にしようと,刃の向きを逆向きに付けて削ってみました。ところが,切っている最中に焦げ臭くなり,煙が出てきました。どうやら逆向きに付けてはならないようです。逆向きに付けると刃が木材を削る部分が反対の面になります。刃の先端より後方がだんだん出てくるようになっていてうまく削れないのです。ボール盤を逆向きに回転させればうまくいくでしょうが,そのようにはできていません。
結局,切り抜かれた円形の木材の外周に切り残しの飛び出た部分できてしまいました。後でこの部分を削り取るか,このまま使うことになります。