連立方程式を求めるのに行列を使うと便利です。ただ,3行3列を超えると余因子展開を行わなければなりません。3列3行以下の行列はたすき掛けの計算法で求めることができます。今回,3元3連立方程式を求める作業がありました。Excelでは数値については,行列式を求める関数がありますが,数式は扱えません。これまでたすき掛けの計算法を手法で行っていました。ここでふと気が付いたのは,Excelでは文字列の処理でできるということです。例えばB35に“_UU2”という文字列,C36に“_UU3*_VV3”という文字列が入っている時,=B35&”*”&C36とすれば,両者の積,“_UU2*_UU3*_VV3”が得られます。&は文字列を繋ぐ演算子です。この式を一度だけ作れば,後はコピーしていつでも使えます。
(このスナップショットでは,F36に計算式を表示させています)