ウォールライトの故障個所 | 技術日誌

技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 確かアメリカの1$ショップで買ってきたと思いますが,壁のコンセントに挿すと緑色に光ります。LEDなので消費電力を気にしなくても良いです。以前,物置だったところの背面にもドアを付けて通り抜けられるようにしているところがあります。ここが暗いので常時照明したいので,これを付けておきました。ところが最近LEDが消えてしまいました。たたくと点くこともありました。


 LEDが外れかけているのかと思い,分解してみました。LEDはしっかりと付いていて,テスターから電圧をかけてやると光りました。回路図を起こしてみるとコンデンサーに流れる電流をダイオードで全波整流してLEDに流している構造でした。疑わしいのはコンデンサーです。コンデンサーを外してみました。


 コンデンサーの容量をLCRメーターで測ってみました。コンデンサーの表示容量は.47μF(470 nF)です。測定値は61.9 nFでした。原因はコンデンサーの容量抜けであることが判明しました。恐らくコンデンサー内部で一部の電極剥がれでも起こったのでしょう。手元にこの容量で耐圧が250 Vのものを探しましたが,耐圧が最高100 Vでした。少なくとも150 Vの耐圧は必要です。秋月電子通商の八潮店なら自転車で行けます。同店のカタログを見ると,耐圧250 V,容量.47 μFのメタライズド・ポリプレン・フィルム・コンデンサーが載っていました。大きさも同じ様なので付けられそうです。早速買いに行きましたが,同店の定休日(月,火,水)でした。修理は先延ばしになりました。ちなみに,耐圧が十分で容量が1桁ほど低いコンデンサーを付けたところ,光りましたので,正しいコンデンサーに変えれば直ることは明らかです。