三脚に雲台をとり付け (2) アルミを重ねてブロックとする | 技術日誌

技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 直径25 mmくらいのアルミの円筒があると良いと思いました。ホームセンターに探しに行きました。なければ一辺が25 mmの立方体でもよいとも思いました。しかしいずれもありませんでした。手持ちに5 mmt×30 mm×300 mmという板がありました。これを正方形に切断し,5枚を重ねれば25 mmになります。ディスクグラインダーで切断しました。アルミは粘りがあり,ディスクグラインダーでもうまく切断できない場合もあります。かなり前の記事になりますが,アルミ用の切断ディスクを用いることでうまく切断できました。

 

 

 正方形のアルミ厚板の4辺にネジ留め用の穴を開け,一番下の板にはM4のネジをタップを用いて切りました。タップが垂直になるよう,鏡を用いました。鏡をアルミ厚板に押し付け,タップ自体と鏡に映ったタップが直線になるようにしてネジ切りをすると垂直なネジ山が作れます。

 

 

 ネジ山はうまくできました。

 

 

 ネジの頭が出ないよう,ネジの頭の出る方の厚板にはザグリをいれました。

 

 

 ここで計算外のことに気づきました。19 mmの大穴を開けると,M4のネジにかかってしまうのです。この裏側のネジの頭はさらに大穴にかかってしまいます。設計ミスです。

 

 

 そこで図面を作ってから作り直すことにしました。ネジはM3を用いることにしました。ネジ穴の中心から板の側面までの距離と,ネジ穴の中心から大穴の端までの距離が等しくなるようにしたいと考え,図中のxを求めてみました。計算では1.85 mmでしたが,1.8 mmとすることにしました。