マルチツール滑らせ操作用ジグの作製 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 マルチツールを板の上に水平に固定する方法をYouTubeで見つけました。これに固定すると,下の板を滑らせて,刃を水平方向に動かし切断することができます。先ずは,板の上にホースバンドをネジ留めします。ネジ穴は自分で開けます。また,ネジ留めする前に,ホースバンドにはチューブをはめておきます。マルチツールを締め付ける時,マルチツールに傷を付けないようにする緩衝材です。この後,板の上にエポキシパテを置き,マルチツールを押し付けます。マルチツールがエポキシパテに貼りついてしまわないよう,マルチツールにはラップを巻いておきます。エポキシパテはラップには貼りつかないので,固まった後簡単に取り外すことができます。

 

 エポキシパテはホームセンターよりこのようなものを買ってきました。YouTubeでは,これらをカッターナイフで必要量切り取り混ぜることになっていました。しかし量的に結局すべて使うことになりました。ビニールには付かないとのことでしたので,ビニールを敷いてその上で混ぜました。指で平らに広げてから折り畳み,再び押し広げることを繰り返しました。固いので広がりにくかったです。結局,親指の付け根を押し付けるようにして広げました。丸棒を用いて麵打ちするようにすると良いかも知れません。

 

 ホースバンドを取り付けた板の上に混ぜたエポキシパテを広げ,その上からラップで包んだマルチツールを押し付けました。刃を付けておき,刃に丸型水準器を載せ,刃が水平になるように本体をエポキシパテに押し付けました。この作業は,水平が保たれた台の上で行わなければなりません。最初うっかり普通に置いたワークベンチの上で始めてしまいました。途中で気づき,万力で挟んだ水平の板の上に移し調整しました。今回の反省点としては,エポキシパテを全体に広げるのではなく,パテを円筒状に成型後,マルチツールの長さ方向に置いてから,マルチツールを押し付けた方が良かったと思いました。その方が,パテが左右に広がってくれますし,厚さが不足することもありません。

 

 パテは1時間程度で固まるそうですが,一晩おいてからマルチルールを外しました。なんとか,うまくマルチツールの底面を受ける形になっていました。

 

 マルチツールを載せてホースバンドを締めてみました。ここで失敗に気づきました。ホースバンドがスイッチの位置になってしまっています。これではスイッチ操作ができません。スイッチのもうちょっと先になるように目論んでいたのですが,水平を調整している最中にずれてしまったようです。作り直すか,ホースバンドをパテの辺で切り取り,ずらした位置にネジ留めするか今後検討したいと思います。