工房左側駐輪小屋の作製(46) 北側パネルの基礎への取り付けの改良 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 西側入り口に観音開きドアを付けたいと思います。左右のドアがピタリと合うためには,左右の柱が垂直に立っていなければなりません。北側のパネルを垂直にするため,基礎の金具とパネルの間に1×2材の19 mmをスペーサーとして挟みました。再度垂直性を調べたところ,19 mmでは厚すぎました。その半分で丁度良さそうです。更に,ここのネジ留めのネジが丁度水抜きの所に入っています。これは強度的に望ましくありません。そこでスペーサーを左右に長くして水抜き穴の開いていない部分でネジ留めすることにしました。ただ,それを半分の厚さでやるのはこちらも強度的に望ましくありません。


 そこで,左右に長くした1×2材の中央部に溝を入れ,基礎の金具をそこに挿しこむことにしました。これにより,スペーサーの厚さは19 mmのままで,スペーサーとしての厚さはその半分になります。溝を作るため,回し引きノコを入れるための穴をドリルで複数の穴を開け穴同士を繋げました。そして,そこに回し引きノコを入れ溝を作りました。


 塗装するため,基礎金具にネジ留めするための穴に鉛筆を挿し,鉛筆を固定して木材を浮かせました。そしてペンキ塗りをしました。


 スペーサーを基礎の金具に固定するためにはM5のネジを用いました。パネルに当たる側にナットを埋め込みました。M5のネジの長さはスペーサーの厚さと同じになるよう,ネジ切機(スペーサー背後)で切断しました。


 最終的にはこうなりました。上部にスリットが見えます。ここに基礎金具を挿しこみ,M5のネジで固定しました。真ん中のネジは基礎金具の穴を関数して,スペーサーの反対側に埋め込んであるナットに締まります。スペーサー左右で,パネルの桟の水抜き穴が開いていない部分を木ネジで締めました。