ツイストペアーケーブルを家の中に新規に張りました。この際,細いところを通すので,末端に端子の付いていない素線を用いました。配線が終わったところで末端にモジュラープラグを圧着し,テストしてみました。しかしうまく動作しませんでした。
下の写真は取り付け前のモジュラープラグです。下方に黄色っぽい金属の部品が見えます。右側がYの字(Yを右に寝かせた形)になっています。その先にケーブルが上から差し込まれます。そしてモジュラ圧着ペンチで金属の左側を右方に押します。するとYの字の2つのとがった部分がケーブルの一本一本に刺さり被覆の中の電線と接触します。それにより,金属の左に飛び出ている部分が押し込まれます。
下の写真はモジュラープラグ圧着ペンチの圧着部です。光った金属が櫛状になっています。8個飛び出していて,モジュラープラグの8個の電極を押し込みます。ここで,確実に圧着されるよう,ぎゅっとしっかり締め付けました。うまく動作しなかったので,付け直しの際には,更にしっかりと締め付けました。それが悪かったようです。やり直しは更に悪化させたようです。しっかり押し付けることにより電極が押し込まれます。強く締め付けることにより,電極の高さが引っ込み,HUBのジャックの電極との間に隙間ができてしまったようです。これまではこんな問題は起きていません。おそらく,このHUBのジャックの電極の出が少なめなのでしょう。HUBへの差し込み状態をこじってみると,作動ランプがちょこちょこと点きました。このことから電極間に隙間があるようだと気づきました。そこで今度は圧着ペンチを適度の強さで締めてみました。すると,うまくいきました。今回モジュラープラグを4個ほどだめにしましたが,モジュラープラグ圧着ペンチは締めすぎてはいけないという貴重な教訓を得ました。