文書中に点在する文字列(一文字を含む)を他の文字列に置き換えるのに,ワープロソフトの置換機能は便利です。例えば文書中にたくさん点在している_UU2という文字を_VV2に変えたいとき,下の図のようにすれば何十,何百あっても一発で変えることができます。しかし注意が必要な時もあります。例えば,V2という文字列をU2に変え,V2という文字列をU2に変えたいとき,先ずU2をV2に置換し,次にV2をU2に置換すると思わぬことが起こります。文書中のU2, V2ともにすべてU2に変わってしまいます。それは,2番目に行った置換により,1番目によりV2になったものも含めてU2に変えられてしまうからです。
こういう時は次のようにします。先ず,U2を★に置換します。★は他で使われていない文字列なら何でも良いです。次にV2をU2に置換します。そして★をV2に置換するのです。実は私がプログラムの初心者だった頃,変数xの中身とyの中身を交換するのに,
x=y
y=x
としてしまったことがあります。この場合は,x, yともに最初のyの値になってしまいます。上の例と同じように,一つ余分なものを挟めばいいのです。
s=y
y=x
x=s
となります。