巻き歪み・樽歪み・傾斜画像補正プログラムの逆のプログラム(13)記号の置き換えの方法 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 文書中に点在する文字列(一文字を含む)を他の文字列に置き換えるのに,ワープロソフトの置換機能は便利です。例えば文書中にたくさん点在している_UU2という文字を_VV2に変えたいとき,下の図のようにすれば何十,何百あっても一発で変えることができます。しかし注意が必要な時もあります。例えば,V2という文字列をU2に変え,V2という文字列をU2に変えたいとき,先ずU2をV2に置換し,次にV2をU2に置換すると思わぬことが起こります。文書中のU2, V2ともにすべてU2に変わってしまいます。それは,2番目に行った置換により,1番目によりV2になったものも含めてU2に変えられてしまうからです。

 こういう時は次のようにします。先ず,U2を★に置換します。★は他で使われていない文字列なら何でも良いです。次にV2をU2に置換します。そして★をV2に置換するのです。実は私がプログラムの初心者だった頃,変数xの中身とyの中身を交換するのに,

x=y

y=x

としてしまったことがあります。この場合は,x, yともに最初のyの値になってしまいます。上の例と同じように,一つ余分なものを挟めばいいのです。

s=y

y=x

x=s

となります。