トグルクランプのゴムを置き換えた | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 前にも述べた通り,トグルクランプはワンタッチで木材を固定できるので便利です。購入したトグルクランプの押さえつける先端についているゴムはかなり固いものでした。木材を押さえつけると下の写真の角材の手前に見えるようにへこみ傷がついてしまいました。一時は,奥のように薄板を挟んで傷つきを防止しました。

 


 トグルクランプの先端のゴムを,電子機器ケースの底などに付けるゴム脚に交換する記事がYoutubeに載っていました。「押さえつけの面積を大きくして,押さえつける力を強力にする」という目的のようでした。物理の摩擦の所で,「各面の面積が異なる積み木はどの面を下にしても摩擦力は変わらない」と習ったように,押さえつける力は変わりません。面積が広くなると,単位面積当たりの摩擦力は下がりますが,その分,面積が増えるので変わらないのです。私の目的は,面積を広くすることにより,単位面積当たりの押し付ける力が下がり,傷がつきにくくなるというものです。下の写真のように,先端をゴム脚に変えました。繰り返しますが,面積が増えるので掛け算割り算の結果として,押さえつける力は変わりません。さらに,ゴム脚は,トグルクランプ付属のゴムに比べて柔らかいです。これも傷を付けにくくする理由です。