エクセル ifs関数を見やすく | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 エクセルにIFS()という関数があります。複数の条件に対して,それを満足した時の結果(値や数式)を返すものです。引数(括弧内に入れる値)は,[条件1],[条件1が真の時の結果],[条件2],[条件2が真の時の結果],[条件3],[条件3が真の時の結果],…と条件がある限り続きます。条件と結果を交互に書いていくので単に羅列するとどれが条件でどれが結果かわかりにくくなります。そこで([条件],[結果])の単位ごとに改行を入れると見やすくなります。各行,左が条件,右が結果となりますので。ただ,エクセルで改行(Enterキー)を入れると,そのセルの入力を終了して次のセルに移動してしまいます。ここで,そのセル内に改行を入れる方法があります。それはAltキーを押しながらEnterキーを押すのです。図はC5セルの数式を表示しています。入力の際も同じように表示されるので,条件とその結果をどうするかがはっきりとわかります。IFS関数に限らず,セルに複雑な式を入れるのに便利な方法です。下に例を示します。C2以降同じ数式が入っています。どんな数式かわかるよう,C5セルの数式を示しています(入力の際,このように見える。カーソルをそこに置いてファンクションキーF2を押しても現れる)。条件と結果が4行並んでいます。上の行から順次満足するか否か判定され,最初に満足された行で値を返して終わりになります。最後の行はtrueとなっています。この行までくると,無条件でその次の結果にするということです(条件の式の所に“真”と入っているので,無条件と言うこと)。