デジタル・ハイト・デプス計 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 デジタル・ハイト・デプス計を購入しました。アマゾンで購入しましたが,中国の販売だったようです。到着に時間がかかりました。製品の形にふくらみを持った薄いプラスチックの裏に厚紙が付けられたケースに入っていました。ケースの外にはボタン電池が粘着テープで貼り付けられていました。「この電池を入れて使うのだろう」と思い,電池を粘着テープからはがしてみると,粘着剤がべたべたと付いていてきれいになりません。消しゴムで一生懸命とりました。ケースを開けてみるとデジタルメーターはそのままで表示が出ました。電池は初めから入っていて予備の電池がケースの外に張り付けられていたようです。値段を下げるにはここまでしなくてもよいのにと思いました。


 この装置は,水平面に立てて使います。2つの足の間にメジャーが付いていて,2つの足の間が盛り上がっているとメジャーが持ち上がりその差を表示するのです。これの主な使い道はトリマの刃の高さの調整用です。写真のように2つの足をトリマのベースに置き,メジャーを刃の上部に当てます。そして,刃の出方を調整して,表示が目的の長さになるようにします。トリマの高さは,木材の切り込む深さにガイドの厚さを加える必要があります。この装置にはゼロセットボタンがあるので,水平面にガイドの厚さのものを置いてゼロセットすれば良いのです。これでトリマの刃の高さの調整が楽になりました。


 ちなみにこの装置の名にハイトの他,デプスと入っているのは,水平面からのへこみも測定できるからです。それには,中央の長さ計の延伸部品を用います。延伸部品を用いれば水平面より下まで伸ばせます。これと水平面との差が深さです。この場合もゼロボタンを使えばそのまま深さが表示されます(水平面でゼロセットした場合はマイナスの値となる)。