工房左側駐輪小屋の作製(4) ひさし取り付け用角材の取り付け | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 工房左側にひさしをつけるため,工房を固定しているネジを利用して角材の枠を取り付けました。その際,トラブルが生じました。工房の四隅には,基礎のコンクリートに固定されているL型金具にネジ留めしてあります。そのうちの一つを緩めようとしましたが,固かったです。なんとか緩め,角材を押し付け,角材ごとネジ留めしようとしました。この時もかなり固かったです。ボックスレンチで思いっきり回した所ナットが曲がってしまいました。このナットを取り換えようと緩める方向に回しましたが,空回りするようになってしまいました。


 どうして空回りするのか考えてみました。おそらく,スチール製の工房建屋の内側(室内にも壁があり,外壁と内壁の間)に溶接されていたナットが外れてしまったものと思われます。工房建屋の重さで,ネジ穴が,L型金具の穴とずれてしまったためのせん断応力がかかっていたからでしょう。ナットの外側の頭を切り落とした所,残りが内側に落ちてしまいました。このことは,溶接が取れてしまったことを物語っています。


 内側のナットが取れてしまっているため,外から固定することができなくなりました。いろいろ考えた結果,下の図のようにしました。黄色の角材にボルトを通し,L型金具と工房建屋の外壁との間に板ナットを入れて,角材を固定しました。ボルトの先端は工房建屋の外壁の穴に入っているだけです。これだけで,工房を上下左右に動くのを止めます。内側にナットがないことによって止められない動きは工房建屋がL型金具から離れることだけです。これは,工房の反対側の固定具により止められています。したがって,問題はほぼないものと思われます。