前(さき)に中国の通販サイトからソニーデジタル一眼カメラのコントロールホイールを部品として入手した話をしました。時間がとれたので交換しました。分解法を解説したWebサイトを頼りにネジを外していきました。そしていよいよバックパネルを外す段となりました。途中まで開くもののなかなか外れません。バックパネルは金属製のようですが,薄く,枠部分が細く,ちょっと力を入れると曲がってしまいそうです。そのため,力を入れて外すわけにはいきません。どうしようかと困ったとき,一息いれるのが良いです。その時の写真を撮りました。
一息入れたのが良かったです。開きそうなところを何か所か引いてみました。するとパカっと開きました。下の写真の状態から,バックパネルの長方形の穴を液晶パネルを通して外すのは丁度知恵の輪のようでした。なんとかバックパネルを分離することに成功しました。コントロールホイールは両面テープで固定されていました。
外したコントロールホイールには小さな両面テープが付いていました。それに倣って両面テープを付けてみました。MYと書かれたラベルの下の長方形の部分です。この両面テープは,バックパネルを取り付けるまでの間,動かないようにするためのもののようです。バックパネルが付いてしまえば,コントロールホイールの穴がカメラの位置決めのポッチに入り,バックパネルで押されるのできちんと固定されます。この記事の前の方で,バックパネルを外す時知恵の輪の様だったと書きました。また知恵の輪の様にしてはめているとコントロールホイールの両面テープがはがれてしまいました。しかし,位置を合わせてバックパネルをきちんとはめるとコントロールホイールも安定しました。
以上のようにしてカメラが不良のコントロールホイールが交換された状態で元に戻りました。分解の途中にバックパネルを曲げてしまったりしたら元には戻らなかったでしょう。イメージセンサーの汚れ,バックアップ電池,コントロールホイールの接触不良の3つの不具合が解消され,修理が完了しました。