4.2 mm厚の角材をトリマにより相欠き継ぎ加工する場合,2.1 mmの深さまで彫らなければなりません。一般のビットだと,刃の長さがちょっと足りません。ロングビットを使うと可能です。しかし,ちょっと力を入れたら曲がってしまいました。4千円のビットでしたが,初おろしでだめにしてしまいました。横から少しずつ削ぐように行いましたが,ついつい欲が出てしまったのです。深い場合,無理をせず途中の深さまで彫り,段階的に目的の深さまで削るのが正しいやり方のようです。ルーターは彫る部分をくず(おがくず)にするやり方です。厚く幅があるので,大きな体積をくずにしなければなりません。角材の角(かど)の場合,丸鋸を用いれば,原理的には直角方向に2回切れば良いことになります。しかし,深く面に平行に切り込む(写真横方向)自信がありません。そこで,目的より手前で切り込み,残りはルーターで行うことにしました。
そして,ブロックを切り落としました。トリマで全部を行うとすると,このブロックも粉々にする必要があります。後は,残りの深さまでトリマで削り,相欠き継ぎ加工を行うだけです。
ちなみに,このような大きな切り欠き加工は丸鋸で櫛状に切り,残りを欠いてやすりで削る方が良いかも知れません。