DCアダプタのアウトレットボックスへの固定 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 猫避け超音波発生器は,現在4本の単三のニッケル水素電池で作動させています。ニッケル水素電池を2組用意していて,一方を充電しておき,超音波発生器の方の電池が放電しきったら交換してローテーションさせています。これが面倒なので,DCアダプタで作動させたいと思います。DCアダプタは屋外仕様にはなっていません。そこで家の外壁につけるアウトレットボックスを購入し,DCアダプタを中にセットし,雨がかからないようにすることを考えました。DCアダプタの固定具を作る必要が出てきました。木材の棒でDCアダプタを押し付け,アウトレットボックスに木材をネジ留めすることにしました。DCアダプタを押し付けるのに,DCアダプタの面が平面ではないので,木材をDCアダプタの形に加工しました。
 加工にはトリマを使うことにしました。木材をx, yのどちら方向にも移動できるX-Yバイスとトリマを組み合わせた装置をすでに作製してあります。


 トリマビットがバイスをひっかけないよう,トリマビットはバイスの外に出ています。そこで,削る木材を長い木材にネジ留めし,長い木材の方をバイスで噛みました。削る木材には削る位置と深さがわかるよう,印刷したものを借り留め両面テープで留めました。X-YバイスのX位置と深さを調整した後,トリマを動かし,Y軸を移動させて削りました。X位置により深さが異なるので,上記方法を繰り返しました。


 出来上がったものです。この後,型紙をはがし,サンドペーパーを掛けました。


 そして,DCアダプタに付けてみました。DCアダプタの凹凸に沿ってきれいに密着できました。木材に開けた2つの穴に木ネジを通し,アウトレットボックスに取り付けることができます。なお,木材の絶縁性は劣りますので,ヒシチューブを2重に巻いて使いたいと思います。


 これを作っている最中,超音波発生器に入れた電池はかなり長時間持っています。これまで頻繁に取り換える必要があったのは,その組の電池が劣化していたか,接触面に酸化被膜ができたからかも知れません。常時DCアダプタを使う場合,アウトレットボックス内で過熱してしまうかも知れません(通風をよくすることは考えていますが)。加熱すれば火災の恐れもあります。今回,ここまで作りましたが,やめておくことにします。今回の作業により,トリマのスキルが向上しました。またこの取り付け具は,別の目的でDCアダプタを固定するときに使えます。