軒下加温ケースは,夏の蘭用遮光ネット枠を改造したものです。夏には遮光ネット枠に戻すつもりで改造しました。軒下加温ケースはベランダに置き,最低温度を15℃に保つことにより,いくつかの植物を越冬させるのが目的です。これとは別にメーカー製の,アルミ枠とガラスの加温ケースを持っています。こちらは,冬には室内の窓際に入れ,蘭を育てるためのものです。20℃から25℃を保ちます。夏になると,日が高くなり室内に日の光が入らなくなるので,ガラスを外しベランダに移します。日の光が欲しいと言っても直射日光には弱いです。そのため,この加温ケースは周りに遮光ネットを付けた枠で覆います。
軒下加温ケースは遮光ネットに変換しますが,ガラスをはめ込んだ側面や,スタイロフォーム,底板,天板などは外します。外したこれらの部品は遮光ネット枠の後ろで保管します。次シーズンに再び軒下加温ケースに変換する作業を迷いなくするため,外した部品には記号を付け,順に写真を撮りました。次シーズンには,この写真を逆の順に見て変更すれば軒下加温ケースになります。
このようにして遮光ネットに変換されました。あとは室内からガラスを外した加温ケースを入れ,蘭を並べるだけです。