浮き出てみる印刷作成法を考えた | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 道路や通路に物体が置かれているように見えるが,近づくと平面への印刷であるような技法が最近はやっているようです。そこでそういう画像を印刷できないか考えてみました。以下のようにすればそう見えるのではないかと思います。
 紙の上に立体物を置いて決められた位置から撮影します。

 



 撮影された画像を,仮に下の図のように置いたとします。そして撮影した画像データーの印刷面の点xに対応する位置x'との関係を計算式で表します。印刷面のすべてのピクセルに,それに対応する“カメラで撮影した画像”中のピクセルの値を書き込みます。

 



 そのようにしてできた画像ファイルを印刷します。そして,下に置き,カメラの位置から見ると,浮き出て見えるはずです。ただし,数m以内で試す場合は片目で見る必要があります。眼の立体認識が働いてしまうためです。カメラで撮影した場合はうまくいくでしょう。また,大きく印刷が可能でしたら,6 m以上のスケールで行えばよいでしょう。人間の目はある程度遠くになると立体認識能力が下がりますので。

 



 時間があるとき,この変換プログラムを作ってみたいと思っています。