工房側面ひさしの作製(3)角材の継ぎ2 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 前回の記事で角材の継ぎにあられ組の方法を用いたことを述べました。しっかりと接合させるため,角材の長さ方向にもハタガネで圧縮しました。前回はそれで満足いく接合ができました。今回,角材の長さが10 cmほど足りなかったので,継ぐことにしました。前回と同じ方法で継ぎましたが,斜めになってしまいました。長さ方向の圧縮により反ってしまったようです。


 

 そこで,接合する両方の角材を作業台の板にしっかりと固定し,それに直角の方向には別の角材を沿わせることにより,曲がらないようにしました。F型クランプをたくさん使っています。それは,ハタガネが届かないので工夫をしたからです。今回ハタガネの一方は継ぐ角材の一方を押していますが,反対側は3つのF型クランプで沿わせた角材の端を押すようにしました。これにより,直線状に押していないので両端が反りあがるような力がかかります。それが最初の反りの原因でした。今回は角材を台の板に固定してあるので反りが防げます。

 


 下の写真は接合後のものです。反りなしに接合できました。はみ出た接着剤のところが汚れています。ここはペーパーを掛けてきれいにします。

  


 本日の作業は3本の角材の長さを伸ばして終わりとしました。とりあえず物置にしまいましたが,最後に接合部分の写真を撮っておきました。光線の加減によってはわからないくらいきれいに接合できました。強度も十分です。