軒下加温ケース作製 その43: 不良ボリューム | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 センサーの温度を変えながら温調器の可変範囲を確認しているとき,ボリュームを動かすと出力がOFFになる現象が起こりました。リード線(シールド線)をハンダ付けするとき線の内部が半断線したのかと思い,リード線を付け直そうと考えました。その前に,電圧や導通を調べた結果,リード線には問題のないことが分かりました。ボリュームの端子間の抵抗値を調べながら端子を動かすと,時々抵抗値が断線状態になりました。どうやらボリューム内の摺動抵抗と端子の間の接触が悪いようでした。構造を見たところ,摺動抵抗と端子とはかしめてあるだけでした。かしめがしっかりしていない欠陥品だったようです。5個購入したうち,少なくとも2個はそのような症状が認められました。昔から利用している部品屋さんですが,残念です。