軒下加温ケース作製 その42:排気ユニット(1) ファン停止時熱を逃がさない工夫 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 加温ケースは寒い日でも朝の日光によりかなり温度が上がってしまうので,温度が上がったときにファンを回すことにしました。加温ケースに普通にファンを付けると,夜間ファンが止まっているとき,ファンの隙間から冷気が入ってしまいます。そこで,排気ユニットを工夫しました。ファンの内側にスペースを設け,上部にストローでハニカムを作ります。ファンが回ると,このハニカムを通して加温ケース内の暖かい空気が引き出されます。

 

 ハニカムをファン内部のスペースの上部に付けるのには理由があります。下図でハニカムの半分まで塗ってある暖色は暖かい空気を表しています。その下の水色は冷たい空気を表しています。ハニカム内部で暖かい空気は軽いので上側に,冷たい空気は下側にあって安定しています。これにより,暖かい空気に流出や,冷たい空気が入り込むことがありません。このハニカムは上に付けるのがポイントです。下に付けると暖かい空気が上昇して外に出て行ってしまいます。

 今後,この形のユニットを具体的に設計したいと思います。