回路図
ファン用コントローラーが完成したので,今度はヒーター用コントローラーの作製へと移ります。回路はほぼファン用コントローラーと同じですが,出力回路をちょっと変えました。出力用にはメカニカルのリレーを用いず,ソリッドステートリレーを用います。LEDを用いたフォトカプラーでトライアックをコントロールするものです。負荷側は交流のゼロボルトになる瞬間まで待ってからONにします。ON時のノイズが軽減されます。ファン用コントローラーとは異なり,出力が12 Vになったときに切れます。フェールセーフを考え,出力が0 Vになったときにリレーが動作する回路にしました。また,温度センサーにはばらつきがあるようなので,これ用の温度センサーも温度と電圧との関係をあらかじめ調べました。そして,ONになる温度をボリュームにより13.69℃~19.95℃になるよう回路定数を決めました。最初に手持ちの5 kΩの表示のある抵抗器の抵抗値を測定し,それに合わせてR2(のうち,固定抵抗器)の値を決めました。前回と同様,ヤスリで削って調整しました。