ウイーンブリッジ発振回路を作ろうとしていました。その回路にオペアンプを使うためプラスマイナスの電源が必要でした。これまでの記事は,そのための電源作製のものでした。それが完成したのでいよいよ発振回路を作る段となりました。テスト回路を作るのにブレッドボードが便利です。部品とジャンパー線を差し込むだけで完成します。部品とジャンパー線の配置を考えるのに私は作図ソフトの花子(ジャストシステム)を愛用しています。花子はレイヤーを使えます。レイヤーとは,透明シートのようなもので,重ねて使います。どのレイヤーに書くのかを設定しておいて作図します(初期はレイヤーA)。指定のレイヤーを非表示にしたり,表示のみで選択できなくしたりすることも出来ます。
ここでは,ブレッドボードの穴の位置を示すグリッド(図上の水色の線)をレイヤーB, C(Bだけでも良いが,縦線と横線でそれぞれB, Cを用いた)に書いておき,B, Cを選択不可にしておきます。部品はレイヤーAを用い,グリッド上に移動したりコピーしたりします。これで部品の位置を変更するのも簡単にできます。回路の周りにはこれまで作成した部品を置いておき,そこからコピーして,必要な位置に置きます。
発振回路が完成した後に,回路を付け加える予定があります。その回路のスペースを確保するため,発振回路は出来るだけ端に寄せて設計したいです。しかし,例えば左端に寄せて回路を作り始めた時,更に左のスペースが必要になることもあります。そのため,最初は真ん中付近に配置して,完成した後に,全体を端に寄せる様にします(全体を選択して移動させます。グリッドはB, Cにあるため選択されないので,グリッドだけは固定されています)。