丸ノコ直角合わせ用アクリル板 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 新しい丸ノコも刃とベースとの角度が正しく90であるか確認したい事柄があったので,直角合わせ用アクリル板を作りました。前に述べた様に,丸刃と同じ形のアクリル板があれば良いのです。また,必ずしも円形である必要はありません。今回はアクリル板を長方形に切り出し,φ20の取り付け穴を開けました。

 

 

 作ったアクリル板を丸刃に置き換えました。そして, 50 cm定規を,ピンチを用いてベースに沿わせました。定規の中央25 cmのところをアクリル板の位置に合わせました。これで,アクリルを通して見える定規と,アクリルから反射して見える定規が一致する様に,ベースの角度を調整すれば良いのです。

 

 ところが,問題が生じました。ベースがある限界以上角度を変えられないのです。もうちょっと角度を変えないと正確な90°にはなりません。恐らく,ベースの角度の限界位置が90°となるよう設計されているのだと思います。それが,精度の問題により,わずかに90°以下だったということです。これは製品のばらつきで,ものによっては,90°をちょっと超えたところになっているものもあるのかも知れません。そうだったら良かったのに,これは運次第です。これが,アマチュア用の電動工具の限界なのでしょう。プロ用は,アマチュア用の10倍もの価格になります。