木工用集塵機の電動工具との連動化回路(19): 長方形穴のヤスリによる仕上げ | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 前回の記事で,電源出力用の長方形の穴の内側に沿ってドリル穴を開けたと述べました。周囲がでこぼこの穴が開いています。それにヤスリをかけてきれいに仕上げます。ヤスリをかけるとき,相手がきちんと固定されていると力がしっかりと伝わり効率が上がります。そこで,穴の周りに板を押しつけるよう,合板に大きめの穴を開けた治具を作りました。2枚用意して,ケースの裏表から押しつけます。

 

 

 ドリルででこぼこに空いている穴の裏表に合板治具を当て,下側は万力で挟み,上側はシャコ万力で挟んで固定しました(ケースには折り返し部分があるのでそれを避けて挟む必要があります。)。そこにヤスリを当てて輪郭まで削りました。このようにすることでさくさくと作業することができました。

 

 

 このようにして,ケースの穴開けが終了しました。穴の周囲がちょっと毛羽だって見えるのは,ケースの表面を保護する膜がまだ付いているからです。次は部品の穴と精度良く合うか見たいと思います。