木工用集塵機の電動工具との連動化回路(12): 強制ON,強制 OFF, Auto | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 基板もできあがり,ケースに実装する段階となりました。標題のようなスイッチを付けた方が便利だと思いました。3つのポジションがあり,各ポジションは以下のようになります。①電動工具の作動の有無にかかわらず集塵機をON,②同OFF,③電動工具と連動して集塵機を作動。手元にON-OFF-ONの3ポジションのトグルスイッチがあります。これを使いたいと思います。最初に考えたのは,ポジションが下の時OFF,中央でAuto(連動),上でONとしたいと思いました。しかし,中央ポジションでは,どこの端子とも接続されません。これでAUTOとする回路としては,リレーを使うしか思いつきません(ロータリースイッチなら可だが,手元にあるトグルスイッチを使いたい)。そこで,下がAuto,中央がOFF,上がONとすることにしました。この感じでも違和感はありません。考えた回路図を下に示します。リレーはラダー図での記号にしました。平行線で示されたRL1はブレッドボード型基板上のリレーの接点です。円で示されたRL2は1 kWの集塵機をON-OFFするための大容量リレーのコイルです。RL2のコイルには,トグルSWが上の時,直接AC100 Vが供給され,中央では電流が切断され,下ではブレッドボードのリレーに従ってON-OFFします。