トリマとクロスバイスを組み合わせた道具をつくるため,ベニアにトリマを取り付けることを考えました。厚い合板を用いると,トリマのビットの出方が短くなってしまうので,薄いベニアを用いました。ただ,たわんでしまうと考えられるので,角材で作った格子で補強することにしました。角材の交差部は相欠き継ぎとします。縦横4本ずつの角材を用いると,相欠き加工が32箇所必要になります。ノミを使ったら気が遠くなる程手間がかかります。これまで丸ノコで櫛状に切って折り,ヤスリで仕上げる方法とトリマを使う方法を紹介しました。丸ノコは歯幅が狭いので回数が多いため手間がかかります。トリマの方は回数が少なくてすみます。それでも32箇所やるのは大変です。
角材1本目をトリマで行った後,まとめてやれば効率が良いことに気づきました。写真は残りの縦格子3本をまとめてトリマを1回通したところです。うまく行きました。これで4箇所相欠き加工をした後,横格子4本についても4箇所相欠き加工をしました。4本まとめて相欠き加工すると効率は4倍になります。ところで,芝生が木材の切りくずで白くなってしまいました。考えてみると1箇所相欠き加工で約2×4×1 cmの角材を木くずに変えます。32箇所では32 cm分になります。木工用集塵機を購入することを考える必要があります。