トルティーヤチップスをサルサソースにディップして食べるのが好きです。サルサソースを売っている店は少ないのですが,近くのイオンに入っているお店に売っていますのでそこで買います。ところが,その瓶の蓋が何とも固いのです。2人がかりでやっても,お湯をかけても緩みません。やむを得ず,工房の万力を使って,瓶をしっかりと押さえ(もちろん,万力で瓶を直接締めたら割れてしまいます。V字型に切り込みを入れた角材を間に挟みます。これにより弾力のある4点で締めることができます),滑り止めシートで蓋を開けていました。木材や金属の削りかすが散乱している工房で開けるのには抵抗を感じていました。瓶開けの道具はお店に並んでいることがあるのでちょっとみたところ,この瓶のサイズには小さい物ばかりでした。そこで,木を用いて押さえ具を作ることにしました。
作ったのは,下の写真のような物です。4箇所で瓶を押さえる構造になっています。これを締め付けるのは左右の木ねじです。木ねじはかなりの力を発生させることができます。ちなみに,手持ちの最も長い木ねじの長さは100 mmでした。木枠の外からは届きませんでしたので,ねじを入れる部分はφ10のドリルで途中までさらいました。
木枠をねじ回しで締めて瓶をしっかりと押さえつけます。そして,滑り止めシートで蓋を回すのです。これまで,なかなか開けなかったのは,瓶の方の押さえが滑ってしまうからでした。これで瓶の押さえが滑ることがなくなったので,開けることができます。いちいち工房に行って瓶を開ける必要がなくなりました。