孫の三輪車の修理  | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 子供は成長が早いので,おもちゃは短い期間しか使いません。いろいろなおもちゃを知り合いから頂きます。この三輪車もいただいたものです。公園などから帰るときは子供を乗せて,親が後ろから押します。子供がハンドル操作できないときは,押すところでハンドル操作ができます。このハンドル操作ができなくなりました。

 見たところ,細い金属棒が外れていました。当初は取り付け直せば良いのかと思いました。ところが,分解してみたところ,部品が割れていました。写真の右端の白い部品です。割れていることが分かります。細い金属棒が奥の穴を通っていて,後ろのハンドルの動きをその金属棒で前のハンドルに伝えています。このとき,金属棒の支点となるのが,この穴です。下側の穴は,このL型金具を車体にボルトで取り付けるためのものです。その手前の裏は膨らんでいて,車体の穴に挿さり金具が回ってしまうことを防いでいます。この金具には大きな力が加わるので,接着剤での補修は意味がありません。そこで,木材の接続に用いるL型金具を細工して代用品を作りました。壊れた部品の左側に置いてあります。金具の回転防止の突起は,M4のねじ穴を切り,ビスを挿すことにより作りました。余った部分の切断には左に置いてあるディスクグラインダーを用いました。材質がステンレスだったのでしょうか。鉄なのに思った以上に切断時間を要しました。端にバリが出ています。後にやすりできれいにしました。