電気二重層キャパシタ溶接機の充電装置の製作記録(43) | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

―充電電圧計の作製8―

 VUメーターの非直線性の補正と,LEDランプの外部抵抗のために,メーターに外付け回路が必要でした。EG基板に回路を組み込みメーターの後ろの4つの端子にハンダ付けすることで取り付けました。ハンダ面がメーター側となるため,取り付けの工夫をしました。それは,メーターの端子が挿さる大きさの穴(φ4)を開け,ハンダ面にハンダ付けしたスズメッキ線をその穴から部品面側に出しておき,基板を端子に挿した後,スズメッキ線と端子をハンダ付けする方法です。

 EG基板を使うのは2回目です。前回は,蛇の目と蛇の目の間を削って配線間の接続を切りました。その際,必要な蛇の目も少し削ってしまう問題がありました。そこで,今回は,蛇の目の列を切断することを考えました。下の図に緑系の線で切断位置を示します。水色の碁盤目が蛇の目の列です。その線上にあるところが,蛇の目の行を削ったところです。削っている途中で,削る量が多く適当ではないと判断し,残りの部分は蛇の目間を削りました。蛇の目間を削るのが本来のやり方なので,今後はそのようにしたいと思います。傷つけたくない蛇の目の付近は,場所に余裕がある限り,1つ離して切断するように設計したいと思います。

 上の図の一番右の赤く示した端子はGNDです。端子から上の方へはm列の右のn列の蛇の目を通して接続されています。ただ,n列は基板を切断したところで非常に細くなっている部分があります。そこで念のため,ジャンパー線を入れました。以降,切断した列のパターンのみで配線させるような設計は行わないようにしたいと思います。