電気二重層キャパシタ溶接機の充電装置の製作記録(26) | 技術日誌

技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

―作ったリミッタの合板への取り付けとテスト―

 EG基板を用いたリミッタ回路をテスト用の合板に取り付けました。定電流回路には接続せず,定電流出力に接続すべき所に可変の定電圧電源(充電装置のユニットではなく,写真の緑のケースの自作電源。以下安定化電源と呼ぶ)を接続しました。

 まず,リミッタ回路のボリュームを左いっぱいに絞り,安定化電源の電圧を徐々に上げていき,リミッタ回路のリレーがOFF(LEDを付けたので,それで容易に確認できる)になる電圧を見ました。1.6 Vでした。これは,IC,NE555の特性,電源電圧,履歴を持たせるための抵抗器の値により決まる値です。

 次に,安定化電源の出力を2.5 Vにセットし,リミッタ回路のボリュームを右いっぱいに回しました。そして,リミッタ基板に載せた半固定抵抗を回して,リミッタ回路のリレーがOFFになるところにセットします。これで,ボリュームを右いっぱいに回したところでのリミッタ電圧は2.5 Vとなります。

 以上で,リミッタ回路のボリュームにより,リミッタの作動電圧が,1.6 Vから2.5 Vの範囲でセット出来ることになります。最後にケースに入れた段階で,ボリュームに目盛りを付けたいと思います。