円形カーボンペーパーの切り出し方 | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 この方法は,多くの方がやられていると思いますが,そうでない方のために,掲載します。私どもも当初はカーボンペーパーにパンチを当ててパンチの外周をなぞり,それをはさみで切り出していました。ポンチ(穴抜きパンチ)を知ってから円形カーボンペーパーの切り出しが速く,しかもきれいにできるようになりました。
 ポンチにはいろいろなサイズがありますので,カーボンパンチに合ったものを手に入れることができます。直径12 mmが,40号,15 mmが50号で,0.3 mm刻みであるそうです。
 ポンチは,穴抜きしたいものに当て,金槌でたたいて開けるのが一般的です。カーボンペーパーは柔らかいので,そんな必要はありません。カッターマットの上にカーボンペーパーを置き,上からポンチを当て,ポンチの歯の部分がカーボンペーパーから離れない程度に円を描くように力を円周のすべてにかけます。当初,ポンチを回転させてみましたが,ずれてしまいよくありません。この方法がお勧めです。
 なお,カーボンペーパーは,ダイとパンチの間に入れる長方形のものを切り出した半端を使うようにします。