カーボンペーパーの切り出し方  | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 グラファイトダイのシリンダーとパンチとの間にカーボンペーパーを入れてSPSをすることがしばしば行われます。私は,最初の頃カーボンペーパーに物差しで印を付け,はさみで切り出していました。円周方向は少し長めに切り出しておいて,実際にパンチに巻き付け,重なった部分を指で押し印を付けてはさみで切りました。


 現在行っている私の方法を紹介します。
 先ず,このような方眼パターンをトランスペアレントシートに印刷します。端部は印刷されませんので,cmの太い線のところで切っておきます。赤い線は私がよく使うφ12とφ15の円周です。


 カーボンシートはあらかじめシリンダーの高さの幅で切っておきます(これも,これから説明する方法で切り出すことができます)。そして,端部(手前)を円周の長さの所(上で述べた赤い線)に合わせます。次に,トランスペアレントシートの端部にスチール定規を当てます。スチール定規を指で押さえ,トランスペアレントシートを取り除きます。


 そして,スチール定規に合わせてカッターナイフで切り出せばOKです(ここでは,撮影の都合上-左手でシャッターを押すため-スチール定規を押さえていませんが,実際には押さえます)。切り出したカーボンペーパーをパンチに巻き付け長さを確認します。調整が必要なら,次に切り出すとき,赤い線よりずらして合わせます。パンチに巻き付けたときの長さの過不足を覚えておいて感でずらすだけでうまくいきます。


方眼パターンを下記URLに用意しました。ダウンロードしてご利用ください。
https://drive.google.com/file/d/175HserqEAzPB68kXd-PLLuO-JGnZQrOp/view?usp=sharing