父がうれしそうに「おい、すいかとってみようぜ」というので、収穫してみたすいか。
じいじの畑ではこれが第一号。
え~、まだ早いんじゃないの?大丈夫?と私が聞くと、
「おれの勘じゃ十中八九大丈夫だ」とかなり強気な父。
叩いてみるとバインバインと中身の詰まってそうないい音がしたし、何を隠そう私の息子はスイカが大好き!
きっと喜ぶね~なんて話しながら(笑)
いっそいで家に戻って、いよいよ割るぞ!というときに、「おい、お前割ってみろ」と誰に振るかと思えば兄!
兄????
え~、お兄ちゃんに振るなんて、お父さんどうしちゃったの??
案の定、包丁ぐらぐらさせて手元がおぼつかない兄に代わって、私が大役を担うことに。
運命の瞬間、行くよ~
て、おとーさん、こっち見ないし!
開けてみたらこんな感じだったわけです。
息子は、「ねえ、これ、白い・・・じゃん・・・」と。
言っちゃったわね、あなた、それ言っちゃったわね・・・
中が白いスイカをとってしまった作り手の気持ちはよ~く分かります。
張り裂けそうになるほど心が痛いんです・・・
「おれの勘もずいぶん鈍ったもんだな・・・」って父は遠い目をしてました・・・
父の心を痛めずに済むように、来年はしっかり結実した日からカウントするのが野良友である私の役目!!
そうはいっても、こんな白くてもスイカの味はちゃんとするんですよ、甘さも控えめですがちゃんと甘くて。
うまい!の、その前に父のスイカというだけで大きな意義があるのですから!
ドンマイドンマイなスイカのお話し2011でした。