成功者は、「無心」を創りだすのが上手い (「学習」(幸せ)には 「王道」 がある 3) | 家族を見つめる(家庭教育)

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日常イズムを通して、家族を見つめなおす

安部浩之作品no,141116



3回完結の最終回ですが
目標→スケジュール
とくると、あとは当然ながら「実行力」です。
ここで大切なポイントが1つ、

実行できない人の共通項ビックリマーク

です。
それは、スケジュールを
親から与えられている、押し付けられている
というパターンです。
ここが意外と見落とされがちです。

与えられたスケジュールの特徴は以下

・勉強のフリをしだす。
・スケジュールが、押し付け(プレッシャー)になる。
・見られていなければ、別の事をする。
・音楽を聞きはじめる・・・
・集中力が落ちる
・スグに机を離れて脇道に行く


スケジュールの立て方は人それぞれでしょう
時に失敗もあるでしょう。しかし、
自分で作ったスケジュールであれば
そこに失敗があり、本人の「反省・気づき」が発生します。
人が作ったスケジュールであれば、時間がたてば、ただの「終わり」です。

親としては、多少のアドバイスはあっても
「気長に経過を静観するゆとり」
が必要です。自分で立てたスケジュールであれば

・勉強内容よりも、もっと単純に時間だけ決めよう
・もっと、ざっくりとしたスケジュール立てよう
・変更が効くように・・・こうしよう
・メシ食ったあとは眠いんだよな~、メシの後は風呂にしよう。

など、

フィードバック(feed Back)→ 調整(Adjust) キラキラ

が始まるのです。

ところが、目標もスケジュールも親が、押し付け決めたものであれば
どうしても「イヤイヤ」、つまり「勉強嫌い」になるのが常です。

思い出して下さい。
あなたは、自転車に乗れます。鉄棒(逆上がり)が出来ます。
小さいころ、周りを見て「あんな風になりたい」と
自ら願って練習したからです。
自ら願った事は、紆余曲折、時に挫折しながらも実現していくものなのです。


そして
自らの目標→スケジュール→実行」が根付くと、人は

「無心になる習慣」ビックリマーク

を獲得します。

この感覚が定着すると、大人になってからも、
瞬時に「無心」モードのスイッチを入れられるようになり
成功体験を重ねることになります。

ここが大切です。
スケジュール「ある・なし」の最大の副産物といっても良いでしょうし。
そのための「3サイクル」であったといっても良いのです。

「無心」・・・心が無いと書きますが、私心(エゴ)が無くなるのです。

誰でも何度か経験あるかと思いますが、

「えっ、もうこんな時間?」
「えっ、食べるの忘れてた」

と、我を忘れて没頭する瞬間の事です。
この時、何人も
充実感を得て、心は安定し、見返りを求めない。
それは、禅でいう「無」の境地に近いものです。
こういう「無心」という状態が、火事場の馬鹿力的に能力をアップさせるのです。

とすると、親としては
子どもに目標とスケジュール押し付けるのではなく、どう引き出すか?
それぞれ性格の違う子にどうアプローチするか?

ここに、ひと工夫もふた工夫も必要になります。
ここが見せ所です。

どうぞ、親も子も、この当たり前の
「目標→スケジュール→実行」
の3サイクルで

「無心の習慣」

を獲得して下さい。
人生の成功・失敗もすべてここに根付いています。

子どもの世界に限った事ではありません。
大人の世界でも、目標に向かって「無心」になっているヤツは
それが、どんな目標であれ、光輝き、人の心を突き動かすのです。


安部浩之